ご挨拶

住職 酒井照雲

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私どもは真言宗のお寺です。

本堂と、ペット供養堂、妙泉庵そして境内にペットの供養塚があります。

ご本尊は十一面千手観音菩薩で、ほかに宗祖弘法大師はじめ阿弥陀如来、不動明王、両部の曼荼羅など祀っています。

本堂では、真言宗の教えに遵い、檀家様で不幸があればしめやかにご葬儀を行い、初七日から満中陰まで逮夜供養を勤め、一周忌や三回忌など忌日法要、祥月命日など様々な仏事を行います。盂蘭盆会や春秋の彼岸会など年中行事ではご先祖様のご冥福を祈り、水子の供養なども厳修致しています。

また家内安全や厄除祈願や病気平癒等様々な願いを仏に祈る加持祈祷も行っています。

ペット供養堂ではペットたちの供養を人間と同様にしています。ご遺骨は供養塚に納めるか、ご自宅で供養するか、供養堂に個別に納めて永代供養をしています。

春と秋には屋外で柴燈護摩を炊いて様々な願い事の成就や、逝ってしまったペット達の冥福をお祈りしています。またペットへ宛てた手紙を護摩の火でお炊たき上げをして天上へ送っています。

真言宗とは

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真言宗(真言蜜教とも言います)は弘法大師空海が八百四年唐に渡り、長安の清龍寺で恵果阿闍梨から蜜教の根本経典大日経と金剛頂経の秘法を授かり、日本に持ち帰りその教えを総合的に統合し真言宗を開いたものです。

真言蜜教の教主は大日如来で、大きな太陽を表し、大宇宙の象徴であり、真理の顕現者であります。宇宙とは、中国の古書に「宇とは四方上下、宙とは往古来今」と書かれているように、大日如来は、空間的には四方上下と無限の広がりを持ち、時間的には過去・現在・未来と三世に亘り存続し続け、その中に森羅万象を包み込んだ絶対的な存在です。これを法身仏といい、無限永遠の宇宙法界そのままを自らの身体として生き生きと活動しているのです。

蜜教とは「秘密の教え」、「秘密仏教」などと言いますが、その秘密には衆生秘密と如来秘密の二つがあります。衆生は根本的な無知蒙昧が本性の真実の悟りを覆い隠し、それを気付くことが出来ないから衆生秘密といい、大日如来は内なる悟りを秘めて、その境地を容易には窺えない、これを如来秘密といいます。大日如来がありのままに説いた教えは奥が深く、人間の知恵ではなかなか理解することが出来ません。

その真理は私たち凡人には、あまりにも大きく距離がありすぎます。それを解りやすく導き、救って下さるのが、如来や菩薩、明王など私たちの身近な仏様です。しかしその全てが大日如来の性質の一部であり、その本質は同じです。真言宗の寺では観音菩薩や不動明王など様々な仏様を本尊としてお祀りしていますが、その根本は総て大日如来ということです。

真言蜜教の重要な教義に、即身成仏という教えがあります。蜜教以前の仏教では悟りを開くまでに途方もなく永い時間が必要と考えられていました。しかし蜜教では今生、今生きているこの身のままで成仏できると説きます。これを即身成仏といいます。

即身成仏を達成するために三密加持という修行をします。加持とは仏の力が太陽の光のように人の心に映ることを「加」といい、人がその光を感じることを「持」といい、仏の心と人の信じる心が一体となって加持の力が生まれるのです。三密とは、身、口、意の三密で、身蜜は手に仏の印を結び、口蜜は真言や陀羅尼を唱え、身蜜は心の中で仏を瞑想し意識を集中させることです。こうして仏と一体になることを「入我我入」といい、その瞬間にこの身このままで仏に成ることを即身成仏といいます。仏とは時間や空間を超越し全宇宙の真理そのものです。人も含め衆生つまり生きとして生けるもの総てが宇宙の一部であり、その本質は仏と同じであると観じ、自身も

仏と一体化することで悟りの世界へ近づきたいと願うのです。