本堂・ご本尊並びに仏様

本堂

本堂には、ご本尊の十一面千手観音菩薩を祀り、脇仏として不動明王、阿弥陀如来をお祀りし、曼荼羅も掲げてあります。

観音菩薩は様々な姿に変身して人々を苦難から救う慈悲の仏様で、観音経の中では観音菩薩は三十三身に姿を変えて衆生を救うと説いています。真言宗では聖観音、千手観音、馬頭観音、十一面観音、如意輪観音、准堤観音を六観音といいます。

十一面千手観音菩薩は、どこから助けを求める声があっても、その一つも聞き逃さないように、顔を全方位に付けている十一面観音と、その全てに応じるために、手が千本もある千手観音の誓願を併せ持つ大変慈悲の深い仏様です。

ご本尊の十一面観音菩薩

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十一面千手観音の千本の手うち最初の手は合掌しています。参拝者が仏に合掌するは当たり前ですが、この観音様が参拝する私たちに合掌をしているのは、「人間も仏もその本質は同じ、あなたも仏です。悩みや苦しみは煩悩から生まれたものです。心を鎮めて心の中にいるあなた自身の仏の声に耳を傾けなさい。」と言ってあなたの内の仏に合掌しておられるのです。

不動明王

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不動明王は道に外れて悪行を重ねる人たちの、煩悩を剣で断ち切り炎で焼き尽くし、綱で縛ってでも仏の正しい道へ導いてくれる力強い仏様です。

阿弥陀如来

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阿弥陀如来は衆生救済のための四十八の誓願を立てて修行の末に仏陀になられた。その十八番目に、私を信じるもの全て極楽浄土に往生できると説きました。私たちの死後必ず仏の世界へ救ってくれる有難い仏様です。

曼荼羅

曼荼羅とはサンスクリット語のマンダラを漢字に音写したものです。マンダとは本質とか神髄という意味で、所有を表す接尾語のラがついて本質を有するものと解釈されています。真言密教の根本所依の経典である、大日経に説かれた教理内容が絵図されたものが胎蔵界曼荼羅であり、同様に金剛頂経の教えが金剛界曼荼羅であります。

胎蔵界曼荼羅は、真ん中の中台八葉院という大きな正方形に八葉の蓮華が描かれ中心に大日如来が、その上下四方に宝憧、開敷華王、無量寿、天鼓雷音の四如来が、その間に普賢、文殊、観自在、弥勒の四菩薩が描かれています。その周囲を十二のブロックに分かれ四百九の仏が描かれています。ここに描かれているのは、密教宇宙真理を悟った仏の世界、大日如来が衆生を救済する大慈悲の世界の象徴図であります。

金剛界曼荼羅は金剛頂経の第一会の金剛界品の初めの三巻に説かれています。横三列縦三段の九つに区切られ、真ん中を成身会といいます。九つの会から成っているので九会曼荼羅とも言われ、千四百六十一の仏が描かれています。

金剛頂経には一切義成就菩薩が一切如来から悟りを得るための五相成身観という修行方法を教授され金剛界如来、すなわち金剛界大日如来と成って出現し、四波羅蜜菩薩、十六大菩薩、八供養菩薩、四摂菩薩など沢山の仏を出現させ金剛界曼荼羅を表したととかれています。すなわち、大日如来が悟りの世界を衆生に示すため、自らを一切義成就菩薩として顕現し、修行して金剛界如来となったその過程を明示し、その結果として得た悟りの智恵の世界を示したものが金剛界曼荼羅です。

 

慈光院概要

寺院名 慈光院
所在地 〒640-8441
和歌山県和歌山市栄谷794-9
電話番号 073-456-0866
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